この世界に揺蕩う

思った事をツラツラ書きたくて日記を開始。だってリアルでは思ったように話せないんだもの。王様の耳はロバの耳。王様の耳はロバの耳・・・

死者数に隠れた一人ひとりの人生

 今日はコロナウイルスの話はしたくないなぁと思っていたのだけれど、昨日志村けんさんがお亡くなりになったというニュースが流れたので、やはり私の意識はコロナウイルスから離れられない。今まで新型コロナウイルスでの死者が何名とかやっていても、やはり私の中ではただの数字で(気を悪くされたら申し訳ありません)あんまりピンときていなかったんだと分かった。多くの日本人にとってそうであるように実際にお会いした事は無くとも、私の心の中では志村けんさんさんの居場所が確立されている。幼いころにテレビで毎週必ず「カトちゃんケンちゃん」を見て笑い転げた思い出があるから。そういえば、投稿ビデオの中に私と妹が写りこんでいて「わぁ!!」と喜んだこともあったっけ。話を戻そう。だから、今回の訃報は本当に衝撃だった。『あの志村けんさんが新型コロナウイルスの犠牲者になった』。つまり『私の中でただの数字だった犠牲者に名前が加わった』のだから。

 

 私は主婦なので日々の食糧や日用品を買いに出かけることがある。そこで見る風景は普段と全然変わらない。家に居る時も、近所の子供たちが歓声を上げて走り回っている様子が伺える。これも普段通り。不要不急の外出は控えるように、なんてアナウンスは耳に入っていないみたい。きっと皆私が犠牲者をただの数字と感じていたのと同じように、自分の身に差し迫った危機を全然感じていない、もしくは、いなかったんだろうな。志村けんさんが亡くなった後まだ買い物に行っていないので、その状況が変わったのかどうかまだ分からない。だけどもしかしたら、志村けんさんの死をきっかけに皆が変わるかもしれないと思ってる。彼の死を無駄にしてはいけない。そうなるべきなんだ。

 

 ツイッターでイギリスに住む『めいろまさん』という方をフォローしていて、彼女がイギリスが今現在どういう状況かを教えてくれている。もう、阿鼻叫喚。興味のある人は是非フォローしてほしい。そして彼女が言うには、今のイギリスは2,3週間後の日本の姿なんだそうだ。私もそう思う。花見、やめよう?歓送迎会もやめようよ。学校再開も私は大反対。今が一番コワイ時なのに。平和ボケしてる日本人という呼称はもう卒業しよう。怖がりすぎるくらいでちょうどいい。そして備蓄の為に買い物してる人を嫌な目で見るのもやめようよ。備蓄は悪いことじゃない。

 

 きっと今が踏ん張り時。自粛疲れなんてグッと我慢して、この困難が通り過ぎるのをじっと待とう。

 

www.asahi.com

ameblo.jp

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どうぞ安らかにお眠りください

 

無気力な息子を刺激するには


 新型コロナウイルス対策として学校が休校になった時、ダラダラしがちな息子をどうしてくれようかと頭を抱えた。そんな時私に届いたのは「無料オンライン授業をやります!」というタンキュークエストのLINEだった。定員オーバーにならない内にと間髪入れず登録し、これがホントのホントに大正解で、後に心からの感謝をすることとなった。

 

 オンライン授業なんか私も旦那も経験がなかったので、どんなものかなぁと思っていたのだけれど、オンライン会議と同じような感じのものだった。ZOOMという、会議にも使うシステムを使って授業。学校などの授業と違っていいなと思ったのは、周りの喧騒に先生の声がかき消されない事。静かに真面目に取り組みたい子には何よりの福音だよね。ま、うちの子はザワザワに加担する方なんだけど(T▽T)私の学生時代にもこういうのがあったら良かったのになぁ。

 

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タンキューオンラインで勉強する子供達

 授業内容は学校の授業に沿ってやるち●れんじとか、〇会とかと違って、ただただ子供の好奇心を掻き立て、面白そうな事を探求しようというスタンスのようだ。ただ勉強をするのではなくて、自ら興味を持って「恐竜」「ウイルス」「錬金術?」「宇宙」の世界に触れて、後々出てくる学校での授業で「お~、これタンキューでやってたやつだわ!」となれば儲けものではないか!直接すぐに学校の成績には結びつかないけれど、うちの息子に欠けている好奇心や積極性を育ててくれるものになるんじゃないかと、母は密かに考えながら授業を見守った。

 

 このタンキューオンラインの授業を全て受けた後、息子に聞いてみると「続けたい」との返答。良かった!その一言が聞きたかった!!タンキューを始めてこれからどう息子が変わっていくのか、心から楽しみだ。

 

www.tanqfamily.com

欧米の新型コロナウイルス蔓延に思う事

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 コロナでイタリアが大変なことになっているというのを聞いて、昔国際空港の外国人向けお土産屋で働いていた時を思い出した。各国から訪れた観光客の皆さんが帰国する時に、残った日本円をそこで使い切りたいようで、例えば金箔張りのアドレス帳だとか、力士の人形、彫金のお皿、和紙で出来た財布、漢字の書いた鉢巻などなど、実に様々な謎商品が売れていったものだ。

(私は絶対欲しくない。)

 

 欧米の方々は本当に陽気で色々話してくれた。そして彼らのスキンシップも、もちろん体験したのだった。浴衣の試着で「とっても素敵です」と言うと、ぎゅむっと抱きしめて「嬉しいわ!」と言ってくれるわ、話しこんだ後別れる時にもハグしてくれるわ、慣れるまでは身構えてしまってビクっとしたりして、焦って「Sorry」と言わせてしまったっけ。

 

 そんなスキンシップで特筆すべきは何をおいてもイタリア人男性。すごい確率で壁ドンしてくる(笑)若い頃のお話というのを差し引いても、私の容貌は恵まれたものではないにも関わらずだ。日本人でそんな事する人に出会ったことないから、私の中では壁ドンと言えばイタリア人になってる。それがとても自然な動作で流れるように壁ドンに持っていくもんだから、本当に関心したのを覚えてる。そしてその状態で顔を見て話すわけだから、顔の距離は20cmくらいか?めっちゃ近い。飛沫飛びまくりよ。本国でもそんな事を良くしているというのならば、コロナの蔓延も頷けるなぁと、ニュースを見て思った。

 

 あの時出会った外国人の皆さんは元気だろうか。とても陽気で話がウィットに富んでて、お土産屋での一瞬を一緒に過ごしただけの人たちだけれど、私の中ではどれもキラキラとした思い出なんだよね。どうか無事でありますように。そして世界がコロナウイルスを克服してもう一度会うことができたなら、思いっきりハグして語り合いたい。

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